記憶の記録

ジャニオタの定義を考える

グループを抜けるということ

女子アイドルにおいては、もはや定番となった脱退や卒業。

 

どう違うんだ?というのも気にならないくらいのサイクルで行われているし、いつかはやって来ることとして覚悟している部分もある。

 

でもジャニーズに関しては、失礼ながら不祥事での脱退というイメージが強く、何か問題が起こらない限りグループから抜けることはないと思っていた。

 

だから、すばるの脱退は衝撃的だった。

最初は嘘だと思った。でも、すばるならあり得るとも思った。

 

そして結局、それは現実のものとなった。

 

一番強かったのは寂しいという感情。

怒りとか悲しみとかもあったけれど、関ジャニ∞を残して1人行ってしまうことが寂しかった。

 

人気絶頂、誰もが羨む、その立場になりたい人だってたくさんいるであろう地位を捨てる。

何で?という疑問しか湧いてこない。

 

でも、ファンにも感じ取れるくらいに彼は常に不安定さを抱えていて、何かに抗っていて、アイドルやりたくないんだろうなというのは滲み出ていた。

 

雨の長居、バースデーサプライズで妙子さんからの手紙。

「あの時、私がジャニーズに応募しなければ、」という内容からも、すばるのこれまでの苦悩は感じられた。

 

開き直ったように「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!」と言う。

 それは肯定のようでいて否定だったのかもしれない。

 

 

ずっと、何か違うと思いながら過ごしていたのかなと。

アンバランスな感情を支えていたのは、メンバーの存在だったのか。

彼を引き留めていた一因がファンでもあってくれたら嬉しいのだけど。

 

 

今まで、関ジャニ∞でいてくれてありがとう。

すばるが引っ張って来た今のエイトの音楽の形がなければ、私のように他ジャンルからハマルような人も少なかったと思う。

 

これから先の景色にすばるが一緒にいないことが、想い出を共有出来ないことが、やっぱり寂しい。

彼の本当の心の内や葛藤を推し測ることは出来ないからファンはもう納得するしかないのだけれど、

いつかまた人前に出てきてくれる時には、これがやりたかったことなんだなって見せつけて欲しいと思う。

 

いちファンの我儘です。